

物語への圧倒的
没入体験、
未だかつてない
アニメーション映画の境地。
青春、家族の絆、親子愛、種族を超えた友情、命の連鎖、現実と仮想の世界…。様々な作品テーマで日本のみならず世界中の観客を魅了し続ける、アニメーション映画監督・細田守。最新作『果てしなきスカーレット』では、ストーリー・映像表現共にこれまでにない全く新しい境地へ。本作の主人公は、国王である父を殺した敵(かたき)への復讐を心に誓う王女・スカーレット。≪死者の国≫で目覚め、それでも復讐の戦いに身をゆだねながら旅を続け、現代からやってきた看護師の青年・聖(ひじり)と時を超えた出会いを果たし、彼への信頼と愛情に、心動かされ変化してゆく感動の物語。この物語は、「生きるとは何か?」という本質的な問いを観るものすべてに突き付ける。また本作では、これまで描いてきた作風を一新し、全く新しいアニメーション表現に挑戦。狂気に満ち溢れた世界が、2Dでも3Dでもない圧倒的な映像によって、壮大かつ鮮明に描かれる。そして本作は、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントも製作に参加し、全世界での配給が決定。日本から世界へ、『果てしなきスカーレット』は放たれてゆく。『時をかける少女』から19年。細田守監督が描き続けてきた壮大なテーマ性と内面世界。根底に流れる精神は今も変わらず、観るものすべての心を掴み、大きく揺さぶる──
物語への圧倒的没入体験、
未だかつてないアニメーション映画の境地。
青春、家族の絆、親子愛、種族を超えた友情、命の連鎖、現実と仮想の世界…。様々な作品テーマで日本のみならず世界中の観客を魅了し続ける、アニメーション映画監督・細田守。最新作『果てしなきスカーレット』では、ストーリー・映像表現共にこれまでにない全く新しい境地へ。本作の主人公は、国王である父を殺した敵(かたき)への復讐を心に誓う王女・スカーレット。≪死者の国≫で目覚め、それでも復讐の戦いに身をゆだねながら旅を続け、現代からやってきた看護師の青年・聖(ひじり)と時を超えた出会いを果たし、彼への信頼と愛情に、心動かされ変化してゆく感動の物語。この物語は、「生きるとは何か?」という本質的な問いを観るものすべてに突き付ける。また本作では、これまで描いてきた作風を一新し、全く新しいアニメーション表現に挑戦。狂気に満ち溢れた世界が、2Dでも3Dでもない圧倒的な映像によって、壮大かつ鮮明に描かれる。そして本作は、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントも製作に参加し、全世界での配給が決定。日本から世界へ、『果てしなきスカーレット』は放たれてゆく。『時をかける少女』から19年。細田守監督が描き続けてきた壮大なテーマ性と内面世界。根底に流れる精神は今も変わらず、観るものすべての心を掴み、大きく揺さぶる──


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芦田愛菜
岡田将生
山路和弘 柄本時生 青木崇高 染谷将太 白山乃愛 / 白石加代子
吉田鋼太郎 / 斉藤由貴 / 松重豊
市村正親
役所広司
監督・脚本・原作:細田守
企画・制作:スタジオ地図
配給:東宝 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ⓒ2025 スタジオ地図
芦田愛菜
岡田将生
山路和弘 柄本時生 青木崇高 染谷将太 白山乃愛 / 白石加代子
吉田鋼太郎 / 斉藤由貴 / 松重豊
市村正親
役所広司
監督・脚本・原作:細田守
企画・制作:スタジオ地図
配給:東宝 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ⓒ2025 スタジオ地図
札幌シネマフロンティア ローソン・ユナイテッドシネマ札幌
TOHOシネマズすすきの 他
札幌シネマフロンティア ローソン・ユナイテッドシネマ札幌
TOHOシネマズすすきの 他
大ヒット上映中
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映画『果てしなきスカーレット』細田守監督に学生編集部が単独インタビュー

細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』。シェイクスピア四大悲劇の一つ『ハムレット』をモチーフにした今作の主人公
スカーレットは、復讐の旅の中で「許し」を見いだす。作品を通じて細田監督が現代を生きる若者に伝えたいこととは?
学生編集部が監督の真意に迫ります。
interview by Y.Yoshida & S.Akaishi
「若い人たちの気持ちに寄り添えるような作品を届けたい ─ 」

── 作中で、スカーレットが旅をする《死者の国》は、地獄のようなイメージではなく、どこか現実世界と似ています。なぜそのような表現にしたのですか?
監督「僕も最初は、死者の国っておどろおどろしい地獄のようなイメージでした。ところが、中世の絵画史を研究している方に、日本の地獄絵図がどのようにできたのか聞いたところ、「これはイマジネーションではなく、中世の現実を描いているんですよ」とおっしゃった。なるほどと思いましたね。中世は地獄絵図のように過酷な世界だった。ならば、死者の国は、もっと現実を反映した世界でいい。ひょっとしたら瀬戸際にいるからこそ、美しく見えるようなそういう世界を描いてみようと思いました」

── シェイクスピアの『ハムレット』をモチーフにした理由を教えてください。
監督「『ハムレット』を高校時代に読んで面白いと思ったんですね。僕は独り言を頭の中でブツブツ言うような高校生だったのですが、ハムレットも、延々と一人で迷ってる。その迷っている姿が若者らしくて、当時は親近感を覚えました。
今の若い人たちも、これからどういうふうに大人になっていこうかとか、どうやって自分のやりたいことを選択しようかとか、迷っている人が多いと思うんですね。でも、迷うことは若い人の当然の姿。だから今の若い人も『ハムレット』を読んで共感するところがあるんじゃないかな。まぁ、ハムレットと言いながら、今回のスカーレットは王女ですが。それは、僕の娘のことを思って作っているからなんです(笑)。王子が王女になっていますが、それでも、基本的に若い人が迷いながらも、自分のやりたいことを見つけていく姿、それを映画で描けたらいいなと思いました」

── テーマを「復讐」や「生と死」としながらも、同時に「許し」や「生きること」が描かれています。そこにはどんな意味があるのでしょうか。
監督「今、SNSなんかでは、誰か敵を見つけては叩きまくり、「こいつを許さない」というような言葉が溢れかえっていますよね。相手を理解していないのに「許せない」というのが「分断」を引き起こす。分断とは、お互いを理解しようとする気がないということ。自分と自分に近い人だけいればいい、それ以外は敵、という世界で生きるのって、なんかすごくしんどいんですよ。若い世代はSNSと一緒に生きて行かざるを得ない。自分が見ているものが真実かどうか分からない世の中、不安定で危うい世の中にいるからこそ、「許す」という言葉が大事なんじゃないかと思ったんです。スカーレットは父の敵を憎んで復讐しようとしている。それだけで人生が終わっていいのか。そう気づいたときに、復讐の連鎖じゃない別の何かが生まれてくる。そういう思いをスカーレットに込めました」

── 「果てしなきスカーレット」というタイトルに込めた想いを教えてください。
監督「スカーレットは復讐を果たすのではなく、違う世界を目指そうとします。果たされるかもしれないし、果たされないかもしれない。どっちの意味も込めて「果てしなき」という言葉をタイトルにつけました。人間は歴史の中で絶えず争ってきました。これからもきっと争いは続きます。でも、それを望んでいる人がたくさんいるわけではないんですよね。大概もっと平和で安全な世界を望んでいます。なのに実現しない。今も世界のあちらこちらで戦争が続いています。苦しんでいる人がたくさんいます。今のところ日本は戦争に巻き込まれていませんが、だからといって、平和なのか、人は苦しんでいないのか。苦しい思いをしている人、迷っている人はたくさんいますよね。では、それはずっと続いていくのか、続かないのか。「果てしなき」というのはどちらにもとれる言葉なんです。ポジティブな意味とネガティブな意味、どちらもありますが、51対49くらいで、どちらかと言えば、ポジティブな意味で捉えてほしいと思っています」

── 今、この時代を生きている若者にどんなことを伝えたいですか?
監督「やっぱり、今までの作品はすべて子どもや若い人に向けて作ってきたと思います。若い人が将来に何かやりたいことができたり、選択肢が増えたりしたらいいなと思っています。そのために映画を作る意味がある。自分自身、もう若くないですが、歳を取ったからこそ見える人生の流れがあるんですね。親や親戚はどんどん年老いて亡くなっていく。その中で、人間の一生がどうなっていて、どう生きていくべきかが見えてくるようなところがあるんです。若い人はまだそういうことに関係なく、どう生きたらいいか、どう生かせるのか考えていると思います。そういう若い人たちにとって、手助けができるような、気持ちに寄り添えるような作品ができたらいいなといつも思っています」

── 夢を追いかけたり探したりしている学生にメッセージを。
監督「この作品の中でスカーレットは、復讐を目指すうち、本当に自分のやりたいことに気がつきます。スカーレットのように、自分の気持ちって、意外と自分では気がつかないものなんです。自分で自分の殻を作ってしまっていることがある。スカーレットは運良く気づけて、復讐の連鎖から抜け出せます。ですから、若い皆さんもいろんな条件の中で、自分に制限を設けることなく、スカーレットのように何かを見いだしてください」
〜ありがとうございました〜
〜みなさんも映画館で体感してください〜
『学生応援プロジェクト』
by FLYING POSTMAN PRESS 北海道
株式会社スラッシュ
みなさんも映画館で
この感動を。
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e-mail. fpp@slasla.jp
